【生徒のプロフィール】
中2 女子
【合格校】
香住丘高校/東福岡高校
【指導期間・回数】
週2回 1回2時間
◇目次◇
【開始時期と依頼経緯】
中学2年の夏休みの時期にご連絡をいただきました。
この生徒さんは小6の3学期から個別指導塾に通っており、中1の最初の定期考査では5教科で440点と好成績。
しかし、その後は回を重ねるごとに点数が下降し、1年生の途中から家庭教師センターの先生に切り替えたものの、改善には至らず……。
1学期の期末では400点を下回ってしまいました。
ネットで当サイトを見つけられ、「経験豊富な家庭教師であれば状況を変えられるのでは」と感じていただいたとのことでした。
【生徒さんの性格・第一印象】
保護者の方からは「シャイで人見知り、自分から質問するのが苦手」と伺っていましたが、
初回面談や体験授業では、学校や以前の先生の話をしてくれて、そこまで強い人見知りは感じませんでした。
また、幼い頃から書道を続けていたそうで、字がとても丁寧だったのが印象的でした。
【直近の成績】
(2年1学期の期末考査)
国86 社82 数68 理72 英89 合計397
(1年3学期の通知表/内申点)
国4 社4 数3 理3 英5 合計33
理系科目に苦手意識があり、特に数学は文章問題になると「何をすればいいか分からなくなる」と話してくれました。 計算そのものは小学校の頃から苦手ではなかったようです。
【保護者のご希望】
数学と理科の苦手が他教科の足を引っ張っているので、重点的に見てほしいとのことでした。
志望校はまだ決まっていなかったものの、大学進学を視野に入れて香住丘高校や新宮高校など、通いやすい公立高校への進学を希望されていました。
そのため、「定期テストでは400点以上をキープして、内申点も少しでも上げたい」とのご相談でした。
【「数学が苦手」な子は、実は算数が…?】
これまでの経験から、「数学が苦手です!」という子の8割は、実は数学の前段階、小学校の算数がきちんと身についていません。
この生徒さんも例に漏れず、割合や比、速さといったつまずきやすい単元を中心に、小学校の復習からスタートしました。 実際、割合の計算方法を勘違いしていたり、基本の理解があいまいな部分が見られました。
基礎の定着と文章問題への慣れを目的に、中学受験用の少し難しめな問題も取り入れながら、演習を積みました。
【1学期の復習+2学期の先取り】
理科は化学反応式の復習と、2学期の中間考査で出題される生物分野の予習をプリントで実施。
社会も1学期の出題範囲をもとに、先取りで暗記と小テストを行いました。
【連立方程式の応用にチャレンジ】
算数の復習を一通り終えた後は、2学期で学習する連立方程式の応用へ。
特に文章問題の記述のコツを伝え、やさしめの問題でしっかり練習してもらいました。
宿題も毎回しっかり取り組んでくれて、小テストの準備も抜かりなく、順調に学習が進んでいきました。
【定期考査前の取り組み】
2学期が始まってすぐ、定期考査の範囲が発表されました。
その時点で、社会と理科の暗記はすでに半分以上終わっていたので、国語・数学・英語の3教科にしっかり時間を割くことができました。
試験対策には、ご家庭で購入されていた市販の定期考査用問題集を活用。 さらに、学校で配られた漢字や英単語のプリントと同じ内容で小テストを行い、暗記のサポートをしました。
【中間考査の結果】
(2学中間試験の結果&1学期との比較)
国:86点→85点(-1点)
社:82点→93点(+11点)
数:68点→82点(+14点)
理:72点→75点(+3点)
英:89点→87点(-2点)
合計:397点→422点(+25点)
中1から下がり続けていた成績の流れを、ここでようやく食い止めることができ、一安心。
とくに数学で初めて80点を超えることができて、生徒さん本人も「点数を見てびっくりしました!」と大喜び。 保護者の方も「頑張った結果が点数に出て、本当によかったです」と安心されたご様子でした。
【2年生後半の成績推移】
(定期考査)
2学期期末
国91 社88 数78 理82 英96 合計435
3学期期末
国92 社85 数72 理78 英92 合計419
(通知表/内申点)
2学期 国4 社5 数4 理3 英5 合計35
3学期 国4 社5 数3 理3 英5 合計34
2年生では、定期考査で安定して400点以上をキープできるようになり、内申点の底上げにも成功。 とはいえ、香住丘高校や新宮高校を目指すには、まだ少し届かないライン。 3年生では、数学と理科を「3→4」に引き上げることが次なる目標となりました。
【春休みは理系科目対策を徹底】
3年生では、定期考査で数学・理科ともに80点以上を安定して取れるようにすることが大きな目標でした。
そのため、春休みの間に、これらの教科の復習に重点を置いて取り組みました。
数学は、市販の「教科書トレーニング」を使って、展開や因数分解の演習、記述問題の書き方も練習。 理科は、毎回「一問一答プリント」を宿題で覚えてもらい、次回の授業でテストを行うというサイクルで進めました。
【年生・定期考査と内申点の推移】
(定期考査)
1学期期末
国95 社93 数86 理87 英94 合計455
2学期中間
国91 社92 数79 理77 英97 合計436
2学期期末
国93 社98 数78 理81 英94 合計444
(通知表/内申点)
1学期 国5 社5 数4 理4 英5 合計37
2学期 国5 社5 数4 理4 英5 合計38
1学期期末では、数学・理科ともに80点以上を達成! さらに5教科合計では、450点を超えるという快挙を成し遂げました。 中1のときのピーク(440点台)を大きく超える結果に、生徒さんもご家族も大喜び。 内申点も順調に上がり、特に国語・社会・英語は安定して「5」をキープできていました。
ただ、数学と理科の内申点は「4」のままで、香住丘高校を目指すうえではあと一歩。 成績は順調に伸びていたものの、「通知表で“5”を取れるかどうか」はやはりハードルが高く、評価基準の厳しさも実感しました。
【親子で意見が分かれた受験校選び】
2学期の期末考査が終わったあと、「そろそろ受験校についてご家庭で話し合ってくださいね」とお伝えしました。
しかし次の授業で、生徒さんの様子がどこか浮かない…。話を聞いてみると、受験校について親子で意見が食い違ってしまったとのことでした。
生徒さんは、共学化したばかりの東福岡高校を受験したいとご家族に話したそうですが、 保護者の方は「女子の受け入れ体制がまだ整っていないのでは…」という不安から、自宅から近い九産大九州高校をすすめたとのこと。
この件については、授業後に何度か保護者の方ともお話しし、両者の思いをじっくり聞いたうえで調整を図りました。 最終的には、公立は香住丘高校、私立は東福岡高校(文理共創コース)を受験することで、無事に方向性が決まりました。
【冬休みは過去問演習で実戦力を強化】
冬休みには、東福岡高校の過去問(5年分)を使用して本格的な入試演習をスタート。
特に意識したのは、時間配分と、数学で難しい問題に固執しないこと。
過去問は宿題として解いてきてもらい、国・数・英は授業内で解説、理・社は基本的に自己学習で対応し、どうしても分からない部分だけ質問してもらう形式で進めました。
英語については、自由英作文の対策を重点的に実施。 東福岡高校も公立高校も自由英作文が出題されるため、頻出の10フレーズを覚えてもらい、それを活用して書く練習を積みました。
【私立入試当日、まさかの難化…】
いよいよ私立入試本番の日。
受験を終えた生徒さんからは、「過去問よりもかなり難しく感じた…」という感想が。
「本命は公立だから、気持ちを切り替えていこう」と声をかけたものの、
実際、共学化初年度で倍率が上がることが予想されていたため、私自身も正直かなり不安になりました。
しかし、その不安は杞憂に終わり、「文理共創コースに合格しました!」とLINEで報告を受けました。
【次は本命・公立入試へ】
私立入試が終わった1月中旬からは、いよいよ香住丘高校を見据えて、公立入試の過去問演習に集中しました。
香住丘高校のボーダーは例年220点ほど。これをひとつの目標に設定しました。
数学では、正答率が低い大問5,6の最終問題はあえて解かず、前半の取りこぼし防止に力を注ぐ方針をとりました。 特にケアレスミスが目立っていたので、「解き始める前に、『自分はミスをしやすいから、大問1は慎重に』と唱えること」を習慣づけました。 このように自分に言い聞かせる方法は、心理学的にも有効です。焦りを和らげ、集中力を引き出す効果があります。
理科・社会などの暗記系教科は、「間違えた問題の解説を読む→学校で買った『資料と整理』で関連知識を復習する」というサイクルで知識の定着を図りました。
【入試直前のアドバイス】
入試前の最後の授業では、少し早めに切り上げて、前日の過ごし方や当日の心の整え方についてアドバイスをしました。
また、塾などで「自己採点をしなさい」と言われることもありますが、
私は高校入試においては自己採点にはあまり意味がないと考えています。
それよりも、試験中に解いた問題を確実に正解することに集中したほうが合格につながるため、
「回答を問題用紙に写す時間があるなら、ケアレスミスの見直しに使おう」と伝えました。
【入試後、生徒は落ち込むも無事に合格】
入試日の翌日に、お母様から連絡があり「わからない問題やあとでミスに気が付いた問題がいくつもあったようで、帰りに迎えに行った際には車の中でずっと泣いていました。」とのこと。
「今年は倍率が低いですし、入試の難易度が高いと言われていますので、あまり落ち込みすぎないようにフォローをお願いします。」と返信しました。
【そして、合格の知らせ!】
ついに迎えた合格発表の日。
お母様から、
「娘の様子から、もうダメだと諦めていましたが……なんと合格していました!」
というメッセージが。喜びと安堵が一気にこみ上げました。
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