【生徒のプロフィール】
小6 男子
【受験年 / 合格校】
2021年 / 大濠中・西南学院中・上智福岡中・弘学館中
【指導期間 / 回数】
6年生6月~6年生3月 / 週2回 120分
小2から英進館TZに在籍し、久留米附設・大濠など難関校志望のクラスに在籍。 しかし成績が伸び悩み、コロナ対応など塾への不信感から家庭教師を検討。兄弟の口コミで私に依頼がありました。
本人は福岡大学附属大濠中が第一志望。 保護者は、生徒の性格的に西南学院中が合っていると考えていましたが、最終的に本人の希望を尊重する形となりました。
最初の面談では、保護者の方からは以下のご要望がありました。
・算数はある程度できているのでさらに伸ばしたい。
・国語は本人は読書好きだが成績が伴わないため読解問題の対策をしてほしい。
・社会は特に歴史が弱いようなので全体像をつかませてほしい
計算力はあるものの、途中式を書かない癖でミスを連発。応用自在で単元ごとに丁寧に復習し、最初の定着テストでは33点。 この点数には本人も落ち込み、「途中式の重要性」について気づき始めました。
下の画像は実際に行ったテストの一部
さらに他の生徒の指導に使用していた、高校数学の問題や、論理的記述の必要性を見せて説得。 徐々に途中式を書く習慣がつき、保護者の方も驚くほどの変化が見られました。
応用的な技を使いたがる傾向があり、基礎を軽視していたため、「算数は遠回りせずシンプルに解くべき」と伝え、 効率的な思考を意識させました。
また、久留米附設中を目指す友人と高難易度の問題を競うあまり宿題を怠ることも。 「自分に必要なことを見極めて時間を使うこと」を繰り返し伝えました。
入試直前には小問集合のケアを強化。焦りによるミスに対応するため、過去問を使って精度を高めました。
読書好きなため「読解力はある」と思われがちでしたが、 実際には登場人物を自分に置き換える主観的読解が原因で失点していました。
「物語はあなたの価値観ではなく、登場人物の心情を本文から読み取るもの」と伝え、キーワードの抜き出しを徹底。
選択問題では消去法を怠る癖があり、練習を重ねて選択肢を丁寧に吟味する力を養いました。 1点2点の差が合否を分けると実感してもらう指導をしました。
歴史は好きな分野でしたが、知識がバラバラで時代順の理解が不十分。 「承久の乱=北条政子の演説」、「享保の改革=徳川吉宗」といった断片的な記憶にとどまっていました。 それらがいつ起きた事柄なのかが、十分に理解されていませんでした。
小学校の1Pノートに「時代の流れ」「出来事の始まりと終わり」「年号と背景」を時系列で整理。 まとめ学習を通して、本人も「今までぐちゃぐちゃに覚えていた」と自覚し、楽しみながらノートづくりに励みました。
11月:熊本マリスト中 奨学生合格
1月:上智福岡中・弘学館中・西南学院中・大濠中 合格
早稲田佐賀中は対策不足と本人のやる気の面で不合格。しかし第一志望の大濠中にはしっかり合格。
最終的には「キリスト教にも興味あるし…」と西南学院中への進学を本人が決断。保護者も納得の形で進学先を決めました。
三が日も雪の日も指導を続けたことで、私にとっても思い入れの強い指導事例となりました。
他の私立中学受験生への指導例
【西南学院中/上智福岡中/早稲田佐賀中/弘学館中/自彊館中 合格】読解が苦手、暗記も不安。「推理のように解く読解」と「アウトプット重視の暗記」で合格を勝ち取る!
受験や勉強の悩み、まずはご相談ください
無料体験授業も実施中です。家庭教師をご希望の方はお気軽にご連絡ください。