これまでに多くの方の受験指導を行ってきました。 その中で保護者の方から「合格するためには週に何回の指導をしてほしい」 「先生のおすすめの教材を教えてほしい」 「学習スケジュールを立ててほしい」といった要望を受けます。
その要望に応えつつ指導を行うのですが、中々成果があがらないことが少なくありません。 私の指導中は良いのですが、それ以外のときにスケジュール通りに学習が進められなかったり、 宿題ができていなかったり、授業の復習がされていなくて知識としての定着が不十分であったりします。
学力が伸びない生徒の多くは、成績が伸びない(不合格になる)習慣が身についているため、いくら塾や家庭教師の授業を受けたとしてもその効果が発揮されないのです。
自分の悪い習慣を改めることが出来ない人が非常に多いです。それは勉強に限った話ではありません。
例えば、ダイエットのために運動を行っている人がいたとします。 運動をはじめて1か月経ちましたが、体重はほとんど減っていません。それどころ、むしろ1か月前よりも増えています。
以前、ダイエットに関する仕事をしていましたが、このような人は少なくありません。 よくよく話を聞いてみると、それもそのはず。食事の量や質が一切改善されていないのです。
なぜ太ってしまったのかを考えてみると、それは食事の量が多すぎだったり、脂質や糖質が多いものばかりを食べていたことに原因があるはずです。 いくら運動をしたところで、太ってしまう習慣の改善無くしてダイエットは成功しないのです。
勉強においても同様です。「成績が伸びない」、「勉強に集中できない」、「不合格になる」習慣をまずは改める。 そこが努力を始めるスタートラインであると私は思っています。
私がこれまでに見た、「そりゃあ学力があがらないだろ」と思う習慣について、いくつか例を挙げたいと思います。
1.常にスマホを操作できる環境である
スマホが手元にあることで人の集中力が大幅に減少するという研究報告あり。 それ以前に大半の人はゲームしたり、ネットをみたりと勉強どころではなくなります。
2.スマホがないと勉強できない環境(辞書なし)
紙の辞書、参考書がないため、調べものをするときはスマホを介さなければならない=集中力減退
3.毎日ゲームをプレイ、長時間プレイ
競争率の高い難関校をゲームしながら合格なんて出来るわけないです。 勉強の効率も重要ですが、学力は勉強時間が増えればその分あがります。 ログインアカウントやセーブデータも思い切って消去しましょう。
4.夜更かしをする、睡眠時間が足りていない
睡眠不足で頭の働きは80%減少します。その状態で授業を受けても身にはならないし、先生からの印象も悪くなります。
5.友だちと一緒にカフェや図書館で勉強
勉強は一人でするものです。教えあいで定着することはありませんし、むしろ友だちの足を引っ張ってしまうことになるのでは? 解説を読んでも理解できないということは、その問題集に見合った学力が身についていないということです。
6.テレビ、動画を見ながら、音楽を聞きながら勉強
テレビ、動画はお話になりません。 音楽はヒーリングミュージックのような歌詞がないもので、スマホやタブレットを介さずに聞けるのなら良いかも。
他にも「どう考えたって成績が伸びないだろ。不合格になるだろ。」という習慣はさまざまとあるはずです。 まずは自分の習慣や癖のなかで成績が伸びない、不合格になってしまうものを排除させましょう。
このような習慣の改善に対して、塾や家庭教師はほぼ無力です。 私もこれまで潜在的には素晴らしいものを持っているのに、 悪い習慣が改善されずに伸び悩んでしまい、多くのチャンスを棒にふるってしまった生徒を多く見てきました。
その都度、悔しい思いをするのですが、各家庭によって様々なルールなどがあり、そこに深く介入することはできません。 もちろん、やんわりとアドバイスすることはありますが、それでも限界があります。
子どもの習慣の改善は、ご家族の協力無くしては達成できないと思っています。
2022年1月5日更新
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・香椎第二中【定期5教科408点→488点 福岡高校/大濠高校合格】
・香椎第三中【福岡高校/大濠高校 合格 県立入試220点→247点】
福岡高校に合格するためには
福岡高校・修猷館高校へ合格するためのメソッド