個人契約|福岡の家庭教師ふなきちの「不登校になっても大丈夫!学校に行かなくても学べる環境作りを!」(福岡市 私立中学校受験 西南中、大濠中、上智福岡中、高校受験)

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不登校になっても大丈夫!学校に行かなくても学べる環境作りを!

不登校になるきっかけの多くは人間関係

近年、不登校の生徒は年々増加傾向にあります。「いじめ」や「自殺」などの問題と一緒くたにされ、「不登校」を問題視されがちですが、 冷静に考えてみれば不登校になる事自体はそれほど大きな問題ではないと私は思っています。

 

学校に通えなくなってしまうことは、生徒本人にとってもご家族にとってもショッキングなことです。 しかし、不登校になることは、特別なことでも恥ずかしいことでもありません。 だから、「自分(我が子)はおかしい、ダメなんだ」とは思わないことが大切です。

 

文部科学省の不登校の実態調査によると、不登校になるきっかけと考えられる状況で最も多いのは「友人や教員との人間関係」です。 近年、人間関係はこれまで以上に複雑化してきていると言われており、学校の内部も例外ではないようです。

大人でも悩む人間関係 不登校が起こらない方が不自然

集団の中で、誰とでも分け隔てなく仲良くすることが美徳とされるこの世の中ですが、それは現実的な話ではありません。 大人の社会でも、人間関係が原因で仕事や人付き合いを辞めてしまう人は、少なくありません。 また、「多人数でいること好き」な方よりも「少人数、1人でいる方が気楽で良い」と思う方の方が多いでしょう。

 

それでは、このように少人数、または1人でいる方が好きで、不登校になったり学校に行くのが好きではなかった大人は社会的不適応者なのでしょうか? そんなことはありません。 大人数の集団が苦手な人は、職場は少人数の事業所を選ぶでしょうし、起業して1人で仕事をして、社会生活を営んでいます。

 

つまり、大人は強制されることなく自分で選択できるのに対して、子供は少なくとも6歳から15歳までは半強制的に狭い教室に約35人での共同生活を送らなければならないのです。 むしろ、不登校が起きない方が不自然です。

不登校でも努力をすれば大丈夫!!

不登校になると、本人も親も将来の心配をします。 けれども、学校へ通えなかったとしても、その後人生は誰にもわからないのです。

 

児童心理学や学校心理学を専門とする心理学者の滝口俊子先生は、自身の不登校がきっかけで心理学の道を志されたそうです。 滝口先生は、多く心理学者、臨床心理士を育て、さらに子育てに悩む多く保護者の支援に尽力されました。 おそらく滝口先生が不登校を経験されていなければ、心理学を志すこともなく、上記のような成果は生まれなかったでしょう。

 

私の大学時代の友人も中学・高校で不登校を経験していました。ですが、今は立派に社会人になっています。 滝口先生、私の友人に共通することは、学校へ行けなくても勉強を怠らなかったことです。

 

不登校だからといって、悲観する必要はありません。 人生や山あり谷ありです。だから、楽しいとも言えます。 学校へ行けなくても、その間は充電期間と思い、家で勉強に励めば良いのです。

将来のための準備は怠らないようにしよう

これは不登校の有無に拘わらず、すべての子供に言えることです。

 

生徒に「なぜ勉強をしないといかないのか?」と問われたとき、「将来の準備のため。何が起きても上手く対応できるために勉強しよう。」と私は答えます。

 

この20年で世の中は大きく変化しました。ITが発展しホワイトカラーの仕事が減り、また各企業は人件費の削減のため労働力を海外に求めるようになり ブルーカラーの仕事も減りました。「質より量」の時代から「量より質」の時代へと変わったわけです。

 

近年、就業において、専門的知識や技術を要求されることが多くなりました。 そのときに義務教育までの最低限の知識を有していなければ、資格取得や就職が困難になる可能性があります。

 

つぎの20年でどのように世の中が変化するかはわかりませんが、子供にはどのような変化をしても対応できる知識や知恵を身につけてもらいたいと考えています。

学校に行かなくても学ぶことのできる環境作りを・・・。

日本の教育システムは、世界有数の素晴らしいものであることは間違いありません。 けれども、それでも完璧ではありません。学校へ通わない限り、教育を受けることはできないのですから・・・。 親は学校へ通わせたい、けれども子供は通えない。不登校になり、一日も学校へ通わずとも卒業は出来てしまう。 この状況へのアプローチがまだまだ不十分なわけです。

 

学校に行けない生徒にも学ぶ権利があります。 国、各地方自治体、学校、家庭、私のような民間教育事業者は、全ての子供が学ぶことのできる環境作りに尽力しなければなりません。

(2015.10.16更新)



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