今回は派遣家庭教師と個人家庭教師の特徴について紹介します。
実際、家庭教師に指導をしてもらっているご家庭の多くは、 家庭教師派遣業者に依頼して登録されている家庭教師を紹介してもらうという手順を踏んでいると思います。
しかし、中には私のように個人契約で生徒さんの教育支援を行っている家庭教師も多くいます。
個人契約、家庭教師センターとの契約の特徴を掴んで、ご家庭やお子さんの状況にあわせて依頼するのが良いと思います。
家庭教師センターのメリット
まず、第一のメリットは、ご家庭の希望に合った人が見つかりやすいという点です。 派遣会社には多くの家庭教師が登録されています。 したがって、「○○大学」とか「医学部」に合格した人に来てほしいと言う希望に沿った家庭教師が派遣されやすいです。
2つ目は、大手になると会社のサービスも充実しているため、 教材の販売や受験資料の提供などのサポートがある場合もあります。 ただ、気をつけないといけないのは、家庭教師を派遣し教材は無理に買わせ、 何のサポートもしないという会社も実際にあります。
3つ目は、万が一、家庭教師とお子さんの相性がよくなかったり、都合により指導できなくなった場合、 代わりの家庭教師が見つかりやすいという点です。
家庭教師センターのデメリット
デメリットの1つ目は、とにかく料金が高いという点です。 とくに実績のあるプロの家庭教師を雇う場合は、目玉が飛び出るほどの料金がかかるところが多いです(笑) また、家庭教師への指導料以外の中間マージンや教材費など本来必要のない経済的負担が大きいです。
2つ目は、契約が複雑だということがあります。 初回契約料、解約料などの発生、指導をやめたくてもやめられないなどのトラブルも中にはあるようです。
3つ目は、家庭教師の個人差が大きく、指導してもらうまでどのような人が来るかわからない点です。 前述の通り、プロ家庭教師や難関大学卒、在学中の家庭教師は料金が高く設定されています。 それ以外の家庭教師は本当にピンからキリまで様々。研修や試験など実施しているというような宣伝もありますが、 残念ながら形だけの会社がほとんどです。
個人契約のメリット
メリットの1つ目は、やはり業者への中間マージンがないためご家庭の経済的負担が少ないという点です。 以前、私も家庭教師派遣業者に登録して指導を行っていましたが、そのとき聞いた料金の高さに驚かされました。 (本当はご家庭と料金や時給の話はしたらダメなことになっています)
2つ目は教師像を捉えやすい。 今はインターネットがあるので、 私のようにブログやウェブサイトを使って情報発信をしている個人の家庭教師の方が多くいらっしゃいます。 ですから、指導の依頼をする前にメールでのやり取りがたくさんでき、人柄なども掴みやすいというメリットがあります。
3つ目は契約や料金がシンプルという点です。 契約が複雑ではなく、料金も「授業料と交通費」を支払うだけで良い場合がほとんどです。
個人契約のデメリット
1つ目、なんといっても交代ができないう点です。 生徒さんとの相性がよくなかったり、都合により指導が出来なくなった場合、 登録制の派遣業者のように交代が出来ません。したがって、もう一度はじめから家庭教師を探す必要があります。
2つ目は、当たり前のことなのですが、契約書を作る必要があります。 指導をやめるときの手順や指導日の変更などのルールは、ご家庭と家庭教師をトラブルから守るものになります。 契約する前に慎重に契約内容を決めていきましょう。家庭教師センターとの契約でも同じことが言えますが・・・。
3つ目は、学習指導のノウハウがまったくないということもありえます。 有名大学卒や在籍中だからといって、必ずしも教え方が上手いとは言えません。 家庭教師センターであれば、形だけだったとしても、最低限のアドバイスや教材提供も行われています。 (そのようなサポートがまったく行われていないセンターもある) 個人契約の場合は、完全に個人で授業プランなどを決めるので、まったくノウハウのない教師だと、とんでもないことになってしまいます。。
今回は、個人の家庭教師と派遣の家庭教師についてのメリット・デメリットを書きました。 私の今までの経験上では相性が合うのあれば個人契約での家庭教師が良いと思っています。 ただ、ご家庭や生徒さんの状況にもよるので、派遣にしても個人にしてもよく調べてから依頼することが重要です。
(2012.5.24更新)