今回は塾と家庭教師のそれぞれの特徴、メリット・デメリットについて書いていこうと思います。
まず、単に塾、家庭教師といってもさまざまな特徴があります。 塾であれば、大手の学習塾から個人の学習塾がありますし、 家庭教師であれば家庭教師派遣会社に登録している人や私のように個人で業務を行っている家庭教師もいます。
その特徴を掴んで、ご家庭、お子さんに合った選択をすることが重要だと思います。
塾のメリット
塾のデメリット
まず、塾は競争しながら勉強できるのが最大の特徴と言っても良いでしょう。 試験によって順位がでてくるので、切磋琢磨し成長できる子どもにとっては、格好の学習環境です。
しかし、逆に順位をつけられるのを極端に嫌がる子もいます。 中には、このご時世でも順位と氏名を公表して教室に貼りだす塾もあるそうです。 競争が苦手な子にとっては堪ったものでありません。 また、1人でいるときは、割と集中して勉強できるけれど、友達の前では私語をしたり周りにちょっかいを出したりする子には不向きです。
また、生徒1人1人の学習進行状況が把握しにくいので、わからないまま置いてけぼりになってしまうケースもよくあります。
家庭教師のメリット
家庭教師のデメリット
家庭教師の特徴は、何と言っても1対1の指導であるということです。 大勢の授業では質問できない子でも、家庭教師には気軽に質問できます。 また教師側も生徒の学力状況を把握でき、生徒ひとりひとりに合わせた指導ができます。
逆に塾とは違い競争が生まれにくいという問題もあります。 競争を好まない子どもにとっては良いのですが、競いあい伸びる子にとっては必ずしも良い環境とは言えません。
また科目ごとに指導を受ける教師を変えることが難しいというデメリットもあります。 5教科指導できる家庭教師でも、科目によって得意、不得意があります。 特定の科目ではなく、5教科を満遍なく指導を受けたい場合も家庭教師による指導は不向きと言えるでしょう。
教師とのコミュニケーションが取りやすいというのも、家庭教師の特徴の1つです。 また、学校の授業や行事に配慮した指導も可能です。
今回は、塾と家庭教師のメリット・デメリットについて書きました。 ひとりひとり個性があるのですから、お子さんにあう学習サービスを選んであげるのがベストだと思います。
(2012.5.19更新)