16.03.03 最も効果的なインフルエンザ予防は外出しないこと|個人契約 福岡の家庭教師ふなきちのプライベートダイアリー

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16.03.03 最も効果的なインフルエンザ予防は外出しないこと

福岡県立高校の入試日まで残り5日となりました。

 

一日の仕事がおわり、生徒宅から車で帰宅中に多くの学習塾の前を通ります。 塾の前では、授業を終えた生徒たちが送迎を待ったり、友達と談笑する姿が見られます。 これを見ると、「体調管理は大丈夫なのかな」と心配になってきます。

 

ここ数日、だいぶ温かくなってきましたが、まだインフルエンザが子供を中心に流行しています。 入試の準備をするうえで最も怖いのは、インフルエンザに感染することです。

 

私の教え子には、「入試前1週間は学校以外では外出しないように」と指導しています。 インフルエンザは感染から発症し症状が終息するまで、最低でも4日はかかります。 この時期に感染すれば、最悪なコンディションで入試に挑まなければなりません。

 

感染が起こるための3条件は、「病原体の存在」「感染経路」「宿主の感受性」です。 「うがい、手洗いの徹底」はこの「感染経路」の遮断を目的としたものですが、完璧ではありません。

 

身体にウイルスが取り込まれていない状態での手洗いは有効的な予防策です。 しかし、外出先でこまめに手洗いができない可能性もあります。 例えば、外出先で自分の唇に手を触れることは、無意識のうちでもしてしまうことです。 そのときに手にウイルスが付着していれば、感染の危険性が高まります。

 

風邪などの感染力がそれほど強くないものであれば、咽頭粘膜に菌がついてしまっても、 うがいをすることで予防することは可能です。 けれども、インフルエンザなどのウイルスが口腔内、咽頭などに取り込まれてしまうと、うがいや手洗いでの予防はほぼ効果がありません。

 

それは、インフルエンザウイルスはもっとも感染力の強い病原体の1つだからです。 ウイルスが咽頭粘膜に付着すると約20分で細胞膜に取り込まれ増殖を始めます。 インフルエンザのように接触から短時間で感染する感染力の強い病原体には、うがいはほとんど効果がないのです。

 

感染症の予防策でもっとも重要なのは、病原体に接触しないことです。 外出するのは学校への登校以外は避け、出来れば家族にも接触せずに黙々と最後の追い込みをするのが理想的です。

 

ただ、うがいに関しては、インフルエンザ以外の風邪の菌には効果がありますし、 適度に口腔内、咽頭部を湿らせておくことは大切です。出来るだけ外出を控え、家にいるときもこまめに手洗いとうがいをしましょう。


 
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