「先生の教え方が下手・授業が分かりにくい」
「魅力的な授業じゃないから退屈」
「いやな先生で皆から嫌われている」
成績不振の生徒が訴える言い訳の定番です。 成績が良くないのは、あくまでも自分以外に原因があると、自分や親を納得させたい。 内省ができないタイプの子ですね。
たしかに教え方が上手な先生とそうでない先生はいると思います。けれども、他の生徒も同じ環境で学習しているはずです。だから、平均点と比べて、低い点数しか取れない理由として、上記の言い訳はまったく根拠に欠けるのです。
しかし、このような突っ込みどころ満載な言い訳でも、不幸なことに生徒の親御さんは、納得してしまうんです。
「きっと教え方がうまくて、リーダーシップのある素晴らしい先生が居てくれれば、きっとうちの子もちゃんとできるようになるはずだ」と・・・。
たしかにそうなのかもしれませんが、無いものねだりをしたってまったく意味の無い事です。 どんなに願ったって教科担当の教員を変えることは不可能です。 成績を上げるためには、自分自身を変えること以外に方法はありません。
冒頭のような言い訳をする子供には、出来るだけ早く突っ込みを入れて、内省を促がしてあげたいものです。