来週、福岡県立高校の入試が実施されます。私の教え子も受験を控え、本日が入試前の最後の指導でした。
直前に必要な勉強は多くありません。入試当日に実力を発揮するためには、体調管理とメンタルの安定が最優先です。 強いて言えば、暗記科目を軽く見直す程度で十分です。
過去問は令和に入ってからの6年分を宿題にし、時間を計って解いてもらいました。 授業ではその解説を行い、必要に応じてさらに過去4年分まで遡り、演習と解答解説の確認を進めました。
「これだけやっておけば、きっと大丈夫。これでダメなら仕方ない。あとは運を天に任せよう。」
私自身、精一杯取り組んできました。結果がどうであれ、悔いはありません。この境地に至ること自体が、努力を積み重ねてきた証なのです。
この心境にたどり着けるかどうかは、「きつい」「つらい」という感情に抗い、どれだけ努力できたかにかかっています。 以前から生徒にも「やりきった」と思える状態を目指すよう声をかけてきました。 そして今日の最後の授業で、「(勉強を)やりきった感はある?」と問いかけると、「全力は出せたと思います」と答えてくれました。
入試の結果は、最後は運次第。でも、これまでの努力が決して無駄になることはありません。培った実力を存分に発揮できるよう、心から祈ります。