小学6年生の女子生徒への指導中の話。
中学入試の2か月前となり、最近は実戦形式の問題を解いてもらい、その解説を行っています。 その日は社会の問題の解説を行っていました。 問題は地理の静岡に関するもので、御前崎や駿河湾、伊豆半島といった地名や名称を答えさせるものでした。
九州では馴染みの薄い地名や名称だったため、多くの問題を間違ってしまい、生徒は不貞腐れ、 「わかるわけないじゃないですか!」 「こんなの初めて聞きました」・・・と不平不満を言います。
たしかに小学校の社会では取り扱いませんが、中学受験では覚えておかなければならない内容です。 その生徒には、以前から国内の岬や湾、半島の名前は覚えてもらい、11月になり社会の実践問題を解き始めたときにそれらの覚えなおしをしておくように伝えています。 ですから、指示通りに覚えなおしをしておけば、正解できるはずです。 さらに、間違えた問題の中には、前の授業で解説した内容がそのまま出題されており、明らかな復習不足が見受けられました。
最初のうちは、生徒の言う不平不満も「まぁまぁ」と聞き流していましたが、それが何度も続いたため看過できなくなり、ちょっと注意することにしました。
「あのねぇ、ここでやっている内容は、以前に覚えてもらったことや解いた問題と同じものなんだよ? それをわからない、覚えていないのだとしたら、それは恥ずかしいことなんだからね。 問題が出来る出来ない以前に、恥ずかしいことを恥ずかしいと思えるようになりなさい。」と…。
さすがにちょっとシュンとなってしまいましたが、そこからは不貞腐れることなく、気持ちをいれかえて授業に取り組むことができました。 やっぱり、根がまじめなのでしょうね。
残り2か月、志望校に合格できるように全力サポートしていきたいと思います。